Yちゃん(20)バイクの教習所に通う の話


なんとYちゃんがバイクの免許が欲しいらしい。
Yちゃんは幸か不幸か、バイクの世界?に踏み入れたのが、
ぼくやNAO君が走っているTIサーキットだったのだ。
サポートでついてきてもらい、タイムを計ったりしてもらってた。

ぼくなど速くもないのだが、初サーキットらしいカナリ遅い人とかを見れば、
NAO君達と冗談ながらに、遅いなぁ〜などと、話をするのも楽しいものなんだけど、、
Yちゃんは、少々話の温度が違っていた。
Yちゃんは、本気モードで「あいつは遅いわぁ!」と
言っていたのだが、まぁまぁ冗談ムードの中でみんな笑い飛ばしていた。
当然Yちゃんはバイクなんて乗った事ありません。
しかし、いかんせんサーキットばっかでバイクを見てるので、
【目】だけは肥えていっていました(笑)
バイクはヒザ擦って走るのが普通って感じ(汗)

ある日。
ぼくはGSXRで結構大きいクラッシュを2回連荘てやらかしてしまい、
ビビリモードで走行を続けていました。(ってか今もビビリモードかな...)
更に元々苦手の超抜かれポイント!バックストレートエンドのヘアピンで、
いつものように、早〜いブレーキで抜かれまくってました(汗)
でもまぁタイムも出したいけど、一番嫌いなとこを頑張るのは後回しにして、
他のコーナーをじょじょに練習しようと、ヘアピンは責める気もなく、
どんどん抜かれていました。

そして、練習を終えて帰って来ると、
ヘアピンで見ていたらしい、【目の肥えた】Yちゃんに教えられたのでした。

「SIN君、ええ事教えたげるわぁ〜
バックストレートエンドのヘアピンなぁ、もっとブレーキ突っ込めるねんでぇ〜
みんなもーーっとブレーキするのん遅かったでぇぇー!」


ぼく、、、「...........」
みんなは爆笑!!

ぼく「知っとるわいな!!」
ぼく「知っとるけどあっこは苦手やから取り合えずアレでええのよぉ。」

Yちゃんは、こう言いました。
「なんやぁ、知らんのかと思ったぁ。SIN君タイムでぇへんで苦労しとるから、
ええ事気付いたから、教えたったらタイムアップに繋がると思ってんけどなぁ〜」

んんん...悪意のない悪魔だぁ......

その後Yちゃんは、免許を取ってレースに出る!
と言い初めました。
まぁみんな冗談半分に聞いてましたが、Yちゃんはマジだったのです。
「バックストレートエンドのヘアピンだけやったら、SIN君より私のが絶対速いわぁ〜」と...

まぁそう言われるだけあそこが遅いぼくは、
何も言い返す言葉も思い浮かばず、グサっときてました...


と前フリが長くなりましたが、Yちゃん、教習所に入所です。
サーキットによくついてきてもらってるので、教習を見に行ってあげようと思っていたのですが、
初めはぼく出張とかで見にいけませんでした。
ちなみにYちゃんは車の免許は持っており、
ミッションで当然教習所ですが全て1発で通ったようです。

4回目あたりでしょうか、見に行けました。
Yちゃんの中では、既にレースやら、ぼくに勝つやらの状態ではなくなってました(笑)
「バイクに乗りたいくない。もう教習行くのイヤだ。」と...

話を聞くと、前回までの3回、全てコケまくりだったようです。
しかも、事前審査では引き起こしもできたけど、コケてバイクが起こせないようです。
半泣きで、教官に起こしてもらい、バイクがだいっ嫌いになっているようでした。
あぁぁ、、、あの自身満々ペンペン草のYちゃんはどこにいったのだろうかぁ...

ぼくが見に行った2、3回は全てコケてました(笑)
クランクをぶっちぎり、外周もぶっちぎり、駐車してる人の車に、突っ込みそうな時もありました。

いやいや、これは危ない。
「取り合えず危なくなったらブレーキで止まらな危ないよ。」と言うと。
「ブレーキ握ったら、一緒にアクセルも捻ってしまって進んでまう。」と...
ぼくは「教官に相談しぃ。」と言いました。

教習見るのは結構楽しいです。
色んな人がいます。結構うまい人、普通の人、得意げな人、自身なさげな人、下手な人、
ガッチガチの人、エトセトラ、エトセトラ、、、

ガッチガチの人は見ているこっちも疲れてしまいます。
上半身ガチガチなんで立ちゴケが多いです。

Yちゃんが、「バイクは両手両足全部使って何をしたらええかわからへん。」
と言っていました。
ぼくは「ウィンカー出し忘れても、ギアチェンジ忘れても、ニーグリップのみちゃんと
してれば、バイクはうまい事進むよ。」と言っときました。
「教官もニーグリップの事しか言わないのは、ニーグリップさえしてればいいって事よ。」と。

すると、次回は結構うまい事乗れたらしく、「次からもニーグリップ命でいけるわぁ〜!!」
と立ち直りの早いYちゃんでした。

「免許取れたら、レース出るのん?」って聞くと。
「みんな、あんなにバイクをバンクさせるんなて頭おかしいわ。
でも、1回くらい走行会でいいから走りたいなぁ〜」
と謙虚になってましたとさ。
ちゃんちゃん。